2. 老後二人世帯の平均的な家計収支は赤字

総務省統計局「家計調査報告 家計収支編2023年(令和5年)平均結果の概要によると、老後二人世帯の平均的な収支はつぎのとおりです。

2.1 毎月の収入

  • 収入合計:24万4580円
  • うち社会保障給付(主に年金)21万8441円

2.2 毎月の支出

  • 消費支出:25万959円
  • うち食料:7万2930円
  • うち住居:1万6827円
  • うち光熱・水道:2万2422円
  • うち家具・家具用品:1万477円
  • うち被服及び履物:5159円
  • うち保健医療:1万6879円
  • うち交通・通信:3万729円
  • うちその他:5万839円
  • 非消費支出:3万1538円
  • 支出合計28万2497円

2.3 毎月の収支

▲3万7916円

社会保障給付が主に年金収入に該当します。

平均的な金額は21万8000円です。

夫婦双方が現役世代に同等の収入を得ているとは限らないため、世帯全体での受取額の平均は、一人当たりの厚生年金の平均額より少なくなっています。

また、ここで不足分が月3万7916円発生していることがわかります。