2. 新NISAで50歳から65歳までに「2000万円」つくるには?

新NISAを活用した「積立投資」で2000万円をつくるには、毎月の積立額はいくら必要になるのでしょうか。

運用利回りによって必要な積立額が異なりますので、金融庁の「つみたてシミュレーター」で運用利回り別にシミュレーションしていきます。

金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」によると、世界の主な株価指数に20年間つみたて投資をした場合の利回りは以下の通りでした。

  • 新興国:9.5%
  • 米国:9.1%
  • 先進国:8.2%
  • 全世界:7.9%
  • 国内:5.5%

上記の内容を参考に、今回は利回り「5%・7%・8%・9%」でシミュレーションしてみました。

シミュレーション結果は以下の通りです。

運用利回り別「必要な積立額」シミュレーション結果

運用利回り別「必要な積立額」シミュレーション結果

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO編集部作成

2.1 【運用利回り別】50歳から65歳までに2000万円つくるのに必要な毎月の積立額

  • 5%:7万4826円
  • 7%:6万3099円
  • 8%:5万7798円
  • 9%:5万2854円

※非課税枠は1800万円まで

新NISAを活用した資産運用では、運用利回りが高くなるほど必要な積立額は少なくなります。

しかし、リスクとリターンは背中合わせであり、ハイリターンが期待できる投資には、同程度の損失リスクも伴います。

NISAで資産運用をする際は、高いリターンを狙う一方で、リスク管理を怠らず、慎重に投資を行うことが大切。

計画的で持続可能な投資を心がけて、リスクとリターンのバランスを理解しながら資産形成を進めましょう。