2024年1月、「新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」がスタートしました。
5月23日には岸田総理が「高齢者の定義を5歳引き上げるべき」と提言したことも話題となっており、今後ますます老後生活に不安を覚える世帯も増えてくるでしょう。
そこで、本記事では新NISAの「つみたて投資枠」を活用した積立投資で50歳から65歳までに2000万円つくるために必要な積立額がいくらかシミュレーションします。
1. 「新NISA」これまでの変更点
まずは新NISA制度のポイントをおさらいしておきましょう。
【新NISAのポイント】
- 非課税保有期間は無期限
- 口座開設期間は無期限
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能
- 年間投資枠は年間360万円(成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」)
- 非課税保有限度額(総枠)は最大1800万円
- 非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能
新NISA(少額投資非課税制度)は、2024年からスタートした新しい投資制度で、個人が一定額までの投資から得られる利益に対して非課税となる制度です。
新NISAは、これまでの一般NISAとつみたてNISAの制度を統合し、より幅広い投資方法に対応できるように設計されています。
とくに「つみたて投資枠」は毎月一定額をコツコツと積み立てる方式で、少額からでも投資を始めやすいのがメリット。
また、非課税保有期間が無期限となったことから、より長期的な資産形成も可能になりました。
次章からは、さっそく新NISAのつみたて投資枠を活用したシミュレーションをしていきましょう。