3. 次回6月14日支給分から増額!厚生年金・国民年金の最新モデル受給額

増額改定された2024年度分の支給開始は、次回の6月14日(金)からです。

厚生労働省は、2024年度の年金額モデルとして以下の数値を公表しています。

【写真全5枚中4枚目】2024年度の年金額モデル例

令和6年度の年金額の例

出所:厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」

3.1 【2024年度】国民年金(満額)と厚生年金の年金額(夫婦モデルケース)

  • 国民年金(満額):6万8000円(68歳以上の方は6万7808円)
  • 厚生年金(2人分の国民年金と厚生年金):23万483円 ※1

※1 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で40年間就業した場合、夫婦で受給できる年金給付水準

結果的に2023年度、2024年度と2年連続での増額改定となりました。

しかし、記事冒頭で確認したとおり、物価上昇率は「3.0%」。単純な数値であり金額の詳細な比較はしきれませんが、実質的な目減りといわれるのはこういった数値変動が影響しているかもしれません。

それでは、実際どれくらいの人が15万円以上の年金を受給しているのでしょうか。また、現在年金を受給しているシニア世代の受給額はどのように分布しているのでしょうか。

次の章で、現代シニアの厚生年金受給額の実態をチェックしていきましょう。