2. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。
2.1 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄100~200万円未満の割合
- 7.6%
2.2 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄200万円未満の割合
- 19.9%
2.3 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1684万円
- 中央値:810万円
貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄200万円以下は19.9%。
平均は1500万円を超え、中央値は800万円を超えました。
3. 老後のイメージを具体的に
これまで50歳代・二人以上世帯の「貯蓄100~200万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。
貯蓄以外に老後の生活を支える柱は年金ですが、年金の受給時期やこれまでの働き方は、老後の生活において大きな影響を与えます。
老後の生活を豊かにするためには、若いうちからの準備が極めて重要です。まずは自身で老後のイメージを具体化し、その後、着実に準備を進めることが理想的です。
また、2024年は新NISAスタートの年。
貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つです。資産運用となればリスクがあるので、事前の情報収集も重要です。
将来に向けた計画を立て、実行に移すことで、安心できる老後を迎える一助となるでしょう。
3.1 【ご参考】50歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:24.4%
- 100万円未満:9.3%
- 100~200万円未満:5.8%
- 200~300万円未満:4.2%
- 300~400万円未満:5.1%
- 400~500万円未満:3.2%
- 500~700万円未満:5.0%
- 700~1000万円未満:5.7%
- 1000~1500万円未満:8.8%
- 1500~2000万円未満:6.0%
- 2000~3000万円未満:7.2%
- 3000万円以上:10.8%
参考資料
齊藤 慧