「いい人だし、仕事の出来もそこそこ。だけどなんか違う!」と煮えきらない感情を上司は抱えることがあります。

気が付かずに仕事をしていると、上司はニコニコしつつも、内心うんざりしているかもしれません。

本記事では、上司が「うちの部下は使えないな……」と思う瞬間を、30~40代の教育担当経験がある方などに取材。どのような目線で部下を見ているか伺いました。

1. 「お願いだからアドバイスを聞いて!」

GoodStudio/shutterstock.com

上司が不満を感じやすい瞬間は、部下にアドバイスを全否定されたときの模様。

上司から「こういうやり方もあるよ」とアドバイスされていませんか? 「私は別のやり方しますんで……」と答えてしまう方は要注意です。

上司は仕事の経験者ですから、部下に何が足りないのかを冷静にみてアドバイスをします。自己の経験を踏まえたアドバイスですから、より効果的であることがほとんどです。

本来であれば、自分自身が仕事をしてしまったほうが早いのですが、部下を成長させたいと思う親心みたいなものがあるとのこと。

しかし、アドバイスを全否定されると、上司もうんざりしてしまいます。アドバイスは上司の考え方や価値観そのものです。上司だって人ですから、自分の考えや価値観を否定されるのは嫌なのですよね。

ちなみにアドバイスを聞く側からは「だってそれ、時代にあってないじゃん」なんて声も。とりあえず聞いてみる、参考にしてみるという姿勢は重要そうです。