3.2 70歳代「一人暮らし」シニアの貯蓄額階層別の割合
- 金融資産非保有:28.3%
- 100万円未満:5.2%
- 100万円~200万円未満:4.0%
- 200万円~300万円未満:4.2%
- 300万円~400万円未満:4.6%
- 400万円~500万円未満:3.0%
- 500万円~700万円未満:8.8%
- 700万円~1000万円未満:4.8%
- 1000万円~1500万円未満:5.6%
- 1500万円~2000万円未満:5.8%
- 2000万円~3000万円未満:8.2%
- 3000万円以上:16.1%
- 無回答:1.2%
ボリュームが多いのは3000万円以上の16.1%です。
調査では100万年単位で区切られているわけではないので、単純に比較はできません。
しかし老後生活に突入した70歳代でも、16.1%は3000万円以上の貯蓄を残しているようですね。
一方、貯蓄ゼロという世帯が28.3%もいます。
すでに貯蓄が底をついたのか、あるいは貯蓄がないまま公的年金でやりくりしているのか、その実態までは分かりません。
しかしながら、他に収入がない中で貯蓄がないのは心もとないといえます。
やはり、今のシニアは働く人が多いのでしょうか。
※この貯蓄額には、流動性の高い預貯金だけでなく投資信託や株式、保険、外貨預金など資産価値のある金融商品を含んでいます。
4. 働くシニアは増えてる?70歳代の平均給与はいくらか
周りでも、定年退職後に働き続ける方をよく見かけるようになったのではないでしょうか。
実際、老齢年金の受給開始年齢となる65歳以降も働くシニアは増えています。
4.1 70歳代シニアの就業率
70~74歳の就業率は33.5%。75歳以上の就業率は11%です。グラフからは、年々上昇している様子がわかります。
平均寿命の延び方から見れば、「老後」の始まりが後ろ倒しになっていると考えてもおかしくはないでしょう。