5.2 厚生年金の平均年金月額(70歳代)
- 70歳 14万1026円
- 71歳 14万3259円
- 72歳 14万6259円
- 73歳 14万5733円
- 74歳 14万5304円
- 75歳 14万5127円
- 76歳 14万7225円
- 77歳 14万7881円
- 78歳 14万9623円
- 79歳 15万1874円
※いずれも国民年金の金額を含む
厚生年金に加入している場合、国民年金だけの人よりも10万円近い上乗せがあるようです。
とはいえ、現役時代に加入する年金や収入、加入期間によって年金額は異なります。
ご自身の年金見込額は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認しておきましょう。
6. 老後に向けての備え
老後生活に向けて準備をすることはとても大切です。人によっては70歳代になって「働いていたくない!」と思う方もいるでしょう。
働いていたくないと思う方は、老後生活に向けて今のうちから準備をすることをお勧めします。
では、そんな老後生活に向けて準備するにはどうすればいいのでしょうか。
例えば、貯金やNISA、iDeCoなど世の中には多くの方法があります。どんな方法を選択するにしても、ご自身の性格や現状に合った方法を選択することが
老後生活を送る上でのお金問題を解決する近道に繋がります。
仮に貯金や資産運用を選択した場合に「実際に始めよう!」と思っても、行動に移せないというお声をたくさんお聞きします。
前職である証券会社勤務時代でも、始めたくても実際に行動に移せない方が多く、悩まれている方がたくさんいました。
今まで貯金や資産運用などの経験がない方は尚更ではないでしょうか。
そんな時は給与が入った時点で自動的に貯金や資産運用に先に回す方法をすることで、問題を解決できている方が多くいました。
人によって解決できる方法は違います。ご自身に合った解決策を見つけてみるのも良いのではないでしょうか。
年金受給額や貯蓄額が少なく、70歳になってもお仕事をする方もいます。
老後生活を送る上でお金に困りたくない方は、若い頃から老後生活に向けた準備をしましょう。
準備をすることで絶対に困らなくなるというわけではありませんが、問題解決へ1歩近づくでしょう。
できることから少しずつ始めていくことも重要です。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 内閣府「令和5年版高齢社会白書」
- 厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「令和4年簡易生命表の概況」
- 国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」
長井 祐人