つみたてNISAの加入
つみたてNISAは、積立投資に適した制度で投資によって発生した利益に対して本来かかる税金20.315%が20年間にわたり非課税となる制度です。
年間40万円までの範囲で投資信託へ積立投資できます。つみたてNISAでの投資は、口座引き落としやクレジットカード決済によって強制的に積立が可能です。
また、2024年からは新NISAに移行して、積立投資の年間投資枠が120万円までとなる予定です。
生活費や必要貯蓄を残しつつ、つみたてNISAで積極的に投資を進めるのも一つの選択肢といえます。
早めの対策がゆとりある老後生活を送るうえで重要
老後に向けた資産形成は、早めに対策するほど多くの資産を形成しやすく、また取り得る選択肢も多くなります。
必要な月々の貯蓄や投資額が少なく済み、無理なく資産形成が可能です。
今年もあと約2ヶ月となりましたから、来年の貯蓄計画を徐々に立てたいところでしょう。
単身世帯の方で、現段階で中央値付近の貯蓄しかない方は、今回の記事を参考に老後に向けた資産の目標を立てて検討や対策を進めてみてくださいね。
参考資料
- 金融庁「新しいNISA」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」
- 総務省統計局「家計調査|家計収支編|単身世帯|詳細結果表|年次|2022年」
- 厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 生命保険文化センター「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査(速報版)」
- iDeCo「iDeCo(イデコ)の特徴」
- 金融庁「新しいNISA」
宮野 茉莉子