年金と聞くと多くの方が、老後の年金を考えると思いますが、老後以外にも家族のための年金や障がいを負ったときの障害年金もあります。

今回は、遺族年金のことを取り上げてみましょう。

もし生計を維持する人が亡くなった場合、遺族にはどのような保障があるのでしょうか。遺族年金として受け取れる金額について、早見表で確認します。

1. 遺族年金には大きく分けて2つの年金がある

遺族年金というとなんとなく、主な収入の担い手がなくなったときの年金というのはわかると思います。

そんな遺族年金には、大きく分けて2つの種類があります。

1つ目は、お勤めの方が加入する厚生年金に対する遺族厚生年金(遺族共済年金を含む)。

もう1つが、20歳以上60歳未満の方が加入する国民年金に対する遺族基礎年金です。

それぞれに役割があり、受給できる要件や年金額が違います。