【70歳代シニア世帯】貯蓄額「平均・中央値」はいくら?年金月額や生活費とは
貯蓄のある人・ない人の格差が浮き彫りに
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現代は60歳代で働く人も多いですが、多くの方が70歳代ではリタイアをしているでしょう。
現行の年金制度だけでの生活は厳しく、これまでの「貯蓄」がとても大事になってきます。
特に夏はエアコン代や飲食費など生活費がかかるだけでなく、旅行や親戚付き合いなどでもお金がかかり、改めて家計を見直すかたもいるでしょう。
今回は70歳代に視点をあてて、貯蓄額とひと月の年金、生活費について見ていきたいと思います。
1. 70歳代・二人以上世帯「貯蓄額」平均と中央値は?
まずは金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果」より、70歳代の貯蓄額を確認しましょう。
1.1 70歳代の貯蓄額(平均・中央値)
平均は2000万円近くですが、中央値は半分の1000万円以下となり、貯蓄のある人・ない人の格差が大きくなっていることが想像されます。
執筆者
中央大学商学部経営学科卒業後、いちよし証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に約9年間従事する。特に投資信託、債券の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。表彰歴多数。現在は、個人向け資産運用のサポート業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。