徳川家康が幼年期と壮年期、また晩年を過ごした地として知られている静岡市。現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」の舞台のひとつでもある注目エリアです。

今回は、家康ゆかりの地として知られており、今も数多くの人々が訪れる「静岡浅間神社」をご紹介します!

【どうする家康】静岡浅間神社と家康の関係は?

画像出所:神部神社・浅間神社 楼門(筆者撮影)

徳川家康が14歳の時に元服式を行ったことで知られる「静岡浅間神社」。

神部神社(かんべじんじゃ)・浅間神社(あさまじんじゃ)の二社同殿、および大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)の総称で、静岡という地名の由来と言われる賎機山(しずはたやま)の麓に鎮座しています。

1581年(天正9年)、家康は武田攻略の前にこちらで戦勝を祈願。攻略後に必ず再建することを誓って社殿を焼き払い、武田の賤機山城を攻め滅ぼしました。新たな社殿を再建した後も、歴代の将軍によって厚く庇護されています。

画像出所:塗り替え工事の概要(筆者撮影)

現在、「平成・令和の大改修」を実施しており、重要文化財「神部神社・浅間神社の楼門」の漆・彩色の塗り替え工事が2年ほど前に竣工。漆の使用量は約1トン、工事費は約4億円ほどで、40年ぶりに美しい姿を取り戻しています。

画像出所:漆の木(筆者撮影)

神社の境内には、塗り替え工事で使用される漆の木も。成長すると約10メートルほどの高さになるのだとか。