60歳代「平均貯蓄額」はいくら?リタイア後「60歳代からの資産運用」2つ
60歳代二人以上・ひとり世帯の「貯蓄額」平均は?
KPG-Payless2/shutterstock.com
この春定年退職を迎え、セカンドライフに入り「これからの老後の生活にお金が足りるのか」と考え始める方もいるでしょう。実際に60歳代のみなさんは、どのくらい貯蓄があるのでしょうか。
また、60歳からでも資産運用でお金を増やすことはできるのでしょうか。
今回は、60歳から考える「老後のお金の準備方法」についてご紹介します。
60歳代「平均貯蓄額」はいくら?
まずは、60歳代の平均貯蓄額についてチェックしていきましょう。
「2021年家計調査貯蓄・負債編二人以上世帯の世帯主の年齢階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高」を見てみると、世帯主が60歳以上の家庭における貯蓄額は、以下の通りとなっています。
<60歳以上の貯蓄額>
- 60~69歳:2537万円
- 70歳~ :2318万円
また、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、60歳代の単身世帯の平均貯蓄額は1388万円となっています。
執筆者
下中英恵FP事務所
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)/第一種証券外務員/内部管理責任者
東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。
現在は日本において下中英恵FP事務所を立ち上げ、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、書籍や金融記事の執筆活動を行う。
主な著書として、『2022年版 株の稼ぎ技232 米国金利と日経平均の行方を成功投資家とアナリストたちから知る! 株テクニック総まとめ!』(スタンダーズ株式会社)、『2021年版 株の稼ぎ技223 (稼ぐ投資) 』(スタンダーズ株式会社)などがある。