【60歳代】貯蓄に差が生じている要因とは
老後世代の貯蓄割合に大きな差が見られる要因の一つとして、退職金の有無や金額の差が考えられます。
やや古い資料ですが、厚生労働省がまとめた平成30年就労条件総合調査の概況によると、平均的な退職金の額は大学・大学院卒(管理・事務・技術職)の場合で1983万円、高卒(現業職)で1159万円です。
調査結果は同じ会社で定年まで勤め上げた結果であり、社歴が短い場合は定年退職金は少なくなりますし、そもそも退職金制度がない会社もあるでしょう。
定年時に多額のお金が手に入ると生活設計が立てやすく、ゆとりある生活の基盤となります。
かといって、必ずしも退職金がないと絶望的というわけでもありません。
資産の有無に合わせてセカンドライフの設計をすることが肝要で、お金がないからといって、悲観しすぎる必要はありません。