3. 受け取れる年金額には個人差がある。少ない時の対策は?
さて、2023年度の標準的な夫婦の受給額について解説してきましたが、国民年金も厚生年金も平均的な数値です。
人によっては、厚生労働省が公表した金額よりも少ない可能性もあるでしょう。
とはいえ、超低金利時代の現代において、預貯金だけで老後資金を作るのは難しいのが現状。
そこで預貯金と並行してお金に働いてもらい、無理なく増やしていくのがポイントです。
毎月一定の金額を運用しておけば、複利運用の効果で少しずつ資産を増やしていけます。
老後もコツコツと運用していけば、貯蓄が減るスピードが緩やかになるでしょう。
60歳代でも、税制優遇を受けながら運用できるつみたてNISAが検討できます。
退職金を毎月少しずつ積立して、資産を分散させていくのも選択肢のひとつでしょう。
いきなり大金で株式を購入するといったリスクは避けて、資産を守りながら堅実に育てていくのがポイントです。