3. 無職で収入がなければ保険料はかからない?
経済状況によっては、保険料を払うのが苦しいこともあるでしょう。
しかし保険料計算の元となる所得は前年中の金額を参考とするため、退職して無職となった場合でも支払う必要があります。
仮に前年中の所得も0円であった場合を、同じく渋谷区の場合でシミュレーションしてみましょう。
3.1 試算条件
世帯主について
- 年齢:40歳
- 給与収入:0万円
世帯員(妻)について
- 年齢:35歳
- 給与収入:0万円
3.2 試算結果
- 医療分:2万2380円
- 後期高齢者支援金分:7920円
- 介護分:5100円
年間の合計は3万6300円、月額保険料は3025円という結果になりました。
所得割がかからないとはいえ、均等割がかかるため保険料は0円になりません。妻が35歳でシミュレーションしていますが、40歳を超えると介護分が加わるため、さらに負担は増えるでしょう。
こちらに国民年金保険料を加えると、月額3万6245円です。
もし支払いが苦しくなれば、どのように対策すればいいのでしょうか。