2. 国民健康保険の保険料を実際に計算

一つの例として、東京都渋谷区の国民健康保険料をシミュレーションしてみます。

夫が会社員として働き、妻は夫の健康保険の扶養に入っていたという夫婦が、独立したため国民健康保険に加入すると想定します。

2.1 試算条件

世帯主について

  • 年齢:40歳
  • 給与収入:500万円

世帯員(妻)について

  • 年齢:35歳
  • 給与収入:100万円

2.2 試算結果

  • 医療分:30万2195円
  • 後期高齢者支援金分:10万2315円
  • 介護分:9万868円

年間の合計保険料は49万5378円となります。月額にして4万1282円です。

会社員を辞めた場合、同時に厚生年金も脱退しているため、こちらに加えて国民年金も支払うこととなります。

ちなみに2021年度の国民年金保険料は1万6610円。2人合わせると3万3220円です。

国民健康保険料と合わせれば、夫婦で月額7万4502円となります。

昨年の収入が500万円と100万円であった夫婦にとって、確かに高く感じる金額かも知れません。