1.【年収の壁】をおさらい。パートの社会保険料や税金とは?
まずは「年収の壁」についておさらいしましょう。
年収の壁は所得税が発生する「103万円の壁」、一定要件を満たせば社会保険加入となる「106万円の壁」、扶養を外れて社会保険に加入する「130万円の壁」、配偶者特別控除が段階的に縮小する「150万円の壁」などがあります。
特に話題になっているのは、一定要件を満たせば社会保険に加入する「106万円の壁」と、扶養から外れて社会保険に加入する「130万円の壁」です。
この2つは社会保険に加入することになるため、自身で厚生年金や健康保険に加入して保険料を支払う必要が出てきます。
厚生年金や健康保険料は会社との折半になりますが、それでも負担額は大きく手取りが減ります。
手取りが減った分をカバーするべく働く時間を増やしたくても、育児などで簡単には増やせないご家庭が多いでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。