60歳代「貯蓄ゼロ」約2割という現実。リタイア後「最低日常生活費」はいくらか
60歳代・二人以上世帯の貯蓄の平均と中央値とは
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帝国データバンクが2023年2月28日に公表した「「食品主要195社」価格改定動向調査―2023年3月」によれば、2023年4月までの食品値上げは1万5000品目に達成する見込みで、3月の値上げ品目数は3442品目でした。
食品の値上げは落ち着く様子を見せず、4月も4992品目が値上げされる予定とのことです。
光熱費がかさむ冬を終えても、春先は値上げによる家計への圧迫が考えられるでしょう。
特にこの時期は定年退職される方もいると思いますが、老後資金に不安を抱える方もいるのではないでしょうか。
一時期「老後2000万円問題」が話題となりましたが、現代の60歳代の貯蓄を確認しましょう。
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。