ノーベル賞級の光技術を持ち、素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」への製品提供などでも知られる浜松ホトニクス。

同社の直近の2026年9月期第2四半期(中間期)決算は、営業利益がマイナス7.0%となる「増収減益」という厳しい結果でした。

しかし、株式市場はこの決算を好感し、株価は上昇基調を見せています。利益が減っているにもかかわらず、一体なぜ市場はポジティブな反応を示したのでしょうか。

この理由について、元機関投資家の泉田良輔氏が浜松ホトニクスの最新決算を読み解き、株価の動きと会社からのメッセージを解説します。

この記事のポイント

  • 中間期は増収減益ながら、通期予想を「増収増益」へ上方修正し市場予想を上回った
  • 上方修正の最大の牽引役は、生成AI向け需要が急拡大している「産業用」ビジネス
  • 受注フローは前年同期比で約1.7倍に急増し、計画を1四半期も前倒しする好調ぶり
  • 幅広い事業展開により、AIの恩恵を受けつつもリスクコントロールが効いた銘柄と評価できる