60歳代で「貯蓄ゼロ」約2割という結果に

今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上上世帯調査](令和4年)」をもとに、最新の60歳代・二人以上世帯の貯蓄を確認しましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

60歳代・二人以上世帯の貯蓄平均と中央値

  • 平均:1819万円
  • 中央値:700万円
  • 貯蓄ゼロ:20.8%
  • 貯蓄2000万円以上:29.1%

60歳代の貯蓄をみるとより実態に近い中央値は700万円でした。

分布を見ると、貯蓄2000万円以上は29.1%となっており、「老後2000万」に届かない世帯も多いことがわかります。

また、貯蓄ゼロの世帯は20.8%という結果になりました。

同調査によれば、年代別の貯蓄額で平均・中央値ともに最も高いのは70歳代、次いで60歳代です。

年代別に2番目に貯蓄が多い60歳代であっても、貯蓄ゼロの世帯が約2割という結果になりました。