日本は世界一の長寿社会であり、「人生100年時代」という言葉もだいぶ耳慣れてきました。 長生きすると、それだけさまざまなことができるという反面、生活費が不足しないか不安な面もあります。
特に、老後は厚生年金や国民年金といった公的年金が主な収入源となる方が多く、「年金は毎月いくらもらえるのだろうか」と心配する方もいるでしょう。
そこでこの記事では、現在の年金受給者が平均月額でどのくらい年金を受け取っているのか、60歳から80歳代の年代別に解説していきます。
今後の年金状況がどのように変わるかは不透明ですが、老後資金の準備のためにおおよその目安を確認しておきましょう。
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1. 【老齢年金】国民年金(基礎年金)と厚生年金が受給できる人とは
国民年金や厚生年金を受給するには、以下の受給要件を満たしている必要があります。
国民年金は、保険料を支払った期間や免除を受けた期間などを合わせた期間が10年以上あることが受給要件で、厚生年金はこの条件プラス厚生年金に加入していたことがある人が受給できます。
国民年金を受給するのは、自営業や個人事業主など厚生年金に加入しておらず、国民年金保険料のみを納めている人です。一方、厚生年金は会社員や公務員などが該当します。