3. 年金見込額を確認する方法
自分が将来受け取れる年金額を知りたい場合は、日本年金機構の「ねんきんネット」による「年金見込額試算」 で試算できます。
「ねんきんネット」の年金見込額試算は、今後の職業や収入、年金開始年齢など細かい条件を設定して試算することが可能です。
また、細かい条件は設定せずに、現在の状態が60歳まで継続することを前提として試算する「かんたん試算」もあります。
自分が受給できる年金額を知りたい方は、一度試してみると良いでしょう。
4. ねんきんネットなどを活用して将来の年金額の試算を
厚生年金の平均月額は、60歳代後半で約14万4000円、70歳代で約14万6000円、80歳代で約16万円と、高齢になるほど高額となっています。
一方、国民年金は60歳代から80歳代まで大きな違いはなく約5万6000円が目安となっています。
これから受給開始する方は、自分が受給要件を満たしているか確認のうえ、ねんきんネットなどを活用して受取額を試算してみましょう。
また、今後の年金支給額がどのように変化していくのか、最新の情報もキャッチするようにしましょう。
参考資料
- 厚生労働省『「人生100年時代」に向けて』
- 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 日本年金機構「老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金の繰上げ受給」
- 日本年金機構『「ねんきんネット」による年金見込額試算』
木内 菜穂子