5. 【最新版】国民年金の受給額

ここからは、厚生労働省が2022年12月に公表した「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、最新の年金受給額について見ていきましょう。

まずは、1階部分といわれる「国民年金」について確認してみます。

5.1 国民年金:平均年金月額

全体:5万6368円

  • 男性:5万9013円
  • 女性:5万4346円

出所: 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

国民年金は男女間による平均年金月額にはほとんど差がないことがわかります。これは納める保険料が一律であるためです。

では、次に受給額ごとの人数分布について見ていきましょう。

5.2 国民年金の受給額/1万円ごとの人数分布

出所: 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 1万円未満:7万27人
  • 1万円以上~2万円未満:28万4152人
  • 2万円以上~3万円未満:90万3006人
  • 3万円以上~4万円未満:274万9550人
  • 4万円以上~5万円未満:463万6048人
  • 5万円以上~6万円未満:791万730人
  • 6万円以上~7万円未満:1500万3006人
  • 7万円以上~:187万2466人

大きな割合を占めているのが6万円以上7万円未満です。これは全体の約40%以上占めています。令和3年度の満額は6万5075円(月額)です。この満額に近い国民年金を受給している方が凄く多いですね。

次に2階部分といわれる「厚生年金」についても確認していきましょう。