「小1の壁」登園時間と登校時間の壁

共働き世帯にとって、子どもの就学が大きな悩みの一つとして挙げられるのが、登園時間と登校時間の違いです。

基本的に認定保育所や認定こども園は一日11時間開くことが定められており、7時半から子どもの受け入れをしている認定保育施設だと、午後6時半までに迎えに来ることが目安になります。

これまでは7時台に子どもと一緒に家を出て、保育施設に預けてから勤務先へと向かっていた親にとって、小学校の登校時間が最初の難問です。

親世代が小学生の頃は、早く学校に行って校庭で遊ぶ児童も珍しくありませんでしたが、現在の小学校では働き方改革や児童の怪我防止といった安全対策もあり、早い時間から学校にきて校庭で遊ぶことができなくなっています。

「昇降口の扉が開くのは8時」「学校の門は8時を過ぎないと開かない」など、8時頃にならないと教室や学校の敷地内に入れない小学校が増えています。

これまで、7時過ぎに子どもと一緒に家を出て保育施設に預けていた家庭では「親が先に家を出て子どもが一人で鍵を閉めて登校する」ということになります。

親は「ちゃんと鍵を閉めたか」「無事に学校に着いたか」を常に気にしながら仕事へ向かわないといけません。

何かと不安は尽きませんが、登校時間への対応策を考えましょう。

  • 学校に慣れるまで子どもの登校時間にあわせて親自身の出勤時間を調整して様子を見る
  • 近所の同級生や上級生と必ず一緒に登校させるようにする
  • 一緒に登校する子の親と連絡先の交換をする

安全かつ確実に登校できるよう、周囲の人の協力をしてもらいましょう。