2022年は、物価上昇の1年だったといっても過言ではありません。この流れは今年も継続する見込みとのことで、これまで以上に家計への影響が懸念されます。
物価が上がると資産の価値が目減りします。例えば、これまで100円でパンを1つ買えていたとします。パンが200円に値上がりすると、100円はパン半分の価値しかないことになります。
つまり、同じ100円でも「価値」という点で見れば下がっているのです。今後モノの値段が更に上がることになれば、見た目は変わらないものの、その価値が実はどんどん下がっていきます。
最近では、日本マクドナルドが原材料費の高騰、人件費や物流費の上昇などを理由に、この1年で3回目となる値上げを実施したことが話題となりましたね。
そんななか、「老後は年金だけで暮らしていけるのか?」そんな不安の声をよく耳にします。標準的な夫婦世帯の年金月額は「平均約22万円」とも言われますが、実際の受給額事情はどうでしょうか。
そこで今回は、老後生活の一つの軸となる「年金」について、最新の受給額を厚生年金、国民年金に分けてお伝えしていきます。
【注目記事】厚生年金だけで「ひと月平均20万円以上の年金収入」という羨ましい人は男女で何割か