年金だけに頼らない!自分の将来を自分で守るために

今回は、いまの年金受給世代が受け取る年金額の最新データを見たあと、「標準的な夫婦」が受け取る年金額についても見てきました。

年金収入額には、世帯差、個人差があります。ひと月の生活費がいくらかかるかも、健康状態やライフスタイルによって大きく変わるでしょう。

とはいえ、年金だけを頼りに暮らしていける世帯は決して多くはないでしょう。少子高齢化が進み、年金制度の支え手である現役世代が減っていきます。いまの年金水準がこの先もずっと続くとは限らないわけです。

これから先の長寿時代を見据えた場合、「年金は老後生活を支える一つの手段にすぎない」と考えるのも賢明であるといえそうです。

貯蓄の一部を「資産運用」に回し、お金に働いてもらうしくみを作るのも一案です。

もちろん、必要なときにいつでも引き出せる預貯金をしっかり確保しておく必要はあります。しかし、超低金利が続くいま、銀行などの預貯金だけではお金を増やすことには繋がりにくいと言えるでしょう。またインフレリスクも気になります。

長寿時代を見据えたマネープランを作る上で欠かせないことの一つが「資産の寿命を延ばす」視点です。そこで、資産運用でお金を育てる工夫は、選択肢の一つとなるでしょう。

2022年度からは高校家庭科で「資産形成」の授業がスタートしました。iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)やNISA制度の改定・拡充も進むいま。「資産運用」は私たちの暮らしにとって、実に身近なものになりつつあります。

長寿時代を生きる私たちに求められているのは、「自助努力」によって自分の将来をしっかりと守っていく視点であるといえるでしょう。

参考資料

荻野 樹