2月に入り、就職活動に向けて準備される方も多いのではないでしょうか。
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の平均年収は443万円です。
ただこの「平均年収443万円」に対する印象は、男性と女性で大きく変わるもの。
男女で分けると男性の平均年収は545万円、女性は302万円となっており、同じ「年収400万円台」といっても男性と女性で受け取る印象は異なるでしょう。
では、女性で年収400万円を達成するにはどのような職種や業種がいいのでしょうか。日本の平均年収とともに、女性に視点を当てた年収について確認しましょう。
日本の平均年収を雇用形態別にも確認
まずは先程の国税庁の資料より、日本の平均年収を見ていきましょう。
日本の平均年収と給与所得者数(令和3年)
全体:5270万人(対前年比25万人増)・443万円(同10万2000円増)
- 男性:3061万人(同16万人減)・545万円(同13万1000円増)
- 女性:2209万人(同41万人増)・302万円(同9万4000円増)
上記を見てわかるとおり、「平均年収443万円」といっても、男女に分ければ200万円以上の差があります。
また、給与所得者数は男性の方が800万人以上多いとわかります。
正規・非正規でも平均年収を確認します。
正社員(正職員)※の平均年収
全体:3588万人(同3.0%増)・508万円(同12万7000円増)
- 男性:2368万人(同1.0%増)・570万円(同3.6%増)
- 女性:1220万人(同7.2%増)・389万円(同1.4%増)
正社員(正職員)以外※の平均年収
全体:1271万人(同 5.7%増)・198万円(同21万4000円増)
- 男性:429万人(同15.3%増)・267万円(同17.2%増)
- 女性:843万人(同1.4%増)・162万円(同5.9%増)
※ 令和2年分以前については「正社員(正職員)」は「正規」、「正社員(正職員)以外」は「非正規」であったことから、伸び率(%)等については参考とする。
正社員か、正社員以外かによって、全体の平均年収は約300万円もの差が出ました。
給与所得者数をみると、女性の正社員以外が多くなっています。
現代は共働きが主流ですが、女性はパートタイムという方も多いでしょう。この点が女性全体の平均年収を下げる一因とも考えられます。
とはいえ、正社員で男女を比べても、平均年収に181万円の差があります。
女性が「平均年収400万円台」を狙える職種は?
今は共働きが主流となっており、時代も変わりつつあるため、育休をとって仕事に復帰する女性は今後増えると考えられるでしょう。
キャリアを考える際、やりがいや働きやすさも大切ですが、年収を気にされる方もいると思います。
女性で日本の平均年収である年収400万円台を達成しやすい職種には、どのようなものがあるでしょうか。
転職サイトdodaが2021年9月~2022年8月の1年間にdodaに登録した約56万人の年収データから行った調査「年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】」を参考に、女性の平均年収が高い職種を確認しましょう。
※以下、すべて女性の平均年収。
専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)509万円
- 業務改革コンサルタント(BPR)602万円
- リスクコンサルタント596万円など
企画/管理系442万円
- 内部監査528万円
- 法務女性548万円
- 経営企画/事業企画499万円など
技術系(IT/通信)389万円
- プロジェクトマネジャー549万円
- ITコンサルタント511万円など
営業系379万円
- MR574万円
- 営業ー証券534万円など
金融系専門職374万円
- 投資銀行業務766万円
- 運用(ファンドマネジャー/ディーラー)673万円など
上記を見てわかる通り、専門的な職種が多いことがわかります。
また、初めて聞いた職種がある方も多いのではないでしょうか。
職種によって年収が変わるところは多いですが、その職種も実に多くの種類があります。自分が希望する分野で、どのような職種があるのかを研究することは大切と言えそうです。
また、上記は平均年収400万円以上を挙げていますが、一部に過ぎません。職種の小分類で見ると、平均年収400万円を超える職種も数多くあります。
キャリアを考えるときには職種選びをじっくり行うことも重要と言えるでしょう。
まだライフイベントで変わりやすいキャリアプラン。長い目で検討を
女性で平均年収400万円を達成できる職種をみてきましたが、時代は変わる最中な一方で、まだまだライフイベントに女性のキャリアは左右されやすいところがあります。
はじめの国税庁の資料より、年齢別の平均年収を確認しましょう。
男性は年代が上がれば年収が上がりますが、女性は20歳代後半で平均年収300万円台前半に入って以降、50歳代後半まで300万円台前半を維持しています。
それには男女の賃金差や、女性がパートタイムなどに転換して年収が下がることも考えられるでしょう。
まだ仕事と家事育児が両立しやすい環境にあるとは言えません。実際に出産してみて、働き方を変えたり、一旦退職したりという方もいるでしょう。
ライフイベントに左右されやすい女性だからこそ、夫婦で働き方や家事育児分担について話し合ったり、長い目で見たキャリアプランを考えることは大切です。
今回の記事も参考に、キャリアについて考えてみてくださいね。



