40〜50歳代「おひとりさま」の貯蓄はいくらか
高齢女性の4人に1人、高齢男性の5人に1人が「おひとりさま」になると予想される2040年ですが、現在の40~50歳代もそのころ高齢者となります。
40歳代、50歳代のおひとりさまはどれくらいの貯蓄があるのでしょうか。
40歳代のおひとりさまの貯蓄はいくら?
2022年2月14日に公表された金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」によると、40歳代のおひとりさまの平均貯蓄額は818万円です。
しかし、より実態を反映している中央値は92万円と100万円を下回り、半数以上の世帯は平均を下回っています。
貯蓄ゼロの世帯が35.7%もあることから、一部の世帯の貯蓄が多いことが分かります。
50歳代のおひとりさまの貯蓄はいくら?
同調査によると、50歳代のおひとりさまの平均貯蓄額は1067万円で、40歳代のおひとりさまの平均貯蓄額より249万円増加しています。
一方で中央値は130万円と38万円の増加にとどまり、貯蓄ゼロの世帯が35.7%もあることから、経済格差がより大きくなっていることが分かるでしょう。