【おひとりさま】老後の生活費の不足額と対策とは
現在、40~50歳代のおひとりさまは10~20年後に高齢者になります。
高齢者になった老後はどのくらいの資金が必要になるのでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によれば、65歳以上・高齢無職単身世帯の消費支出の平均は以下のとおりです。
65歳上の単身無職世帯の月の家計収支
実収入:13万5345円(うち社会保障給付12万470円)
支出合計:14万4747円
- うち消費支出:13万2476円
- うち非消費支出:1万2271円
不足分▲9402円
不足分は基本的に貯蓄で補填する必要があり、その毎月の赤字額を20年間で計算すると約225万円、30年間で約338万円です。
ただし、上記の金額は平均の不足額を参考に計算しているので、個人の収支の状況や生活スタイルによって実際の不足額は大きく変動します。
たとえば年金の受給額は加入している年金や加入状況によって異なるでしょう。また持ち家が想定されているため、賃貸の場合はさらに支出がかかることになります。