【70歳代・おひとりさま】シビアな老後のお金事情「年金・貯蓄」平均いくらか 【最新版・年金一覧表】厚生年金・国民年金の受給額

2. 【70歳代・おひとりさま」なら、ひと月の年金受給額はいくら

次に、70歳代のひとり分の年金受給額についてみていきます。

2022年12月に厚生労働省年金局が公表した「令和3年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、70歳代の各年齢での平均年金月額は以下の通りです。

2.1 《国民年金の月額平均》

• 70歳：5万7405円
• 71歳：5万7276円
• 72歳：5万7131円
• 73歳：5万7040円
• 74歳：5万6846円
• 75歳：5万6643円
• 76歳：5万6204円
• 77歳：5万6169円
• 78歳：5万5844円
• 79歳：5万5609円

2.2 《厚生年金の月額平均》

※国民年金の月額を含む

• 70歳：14万1026円
• 71歳：14万3259円
• 72歳：14万6259円
• 73歳：14万5733円
• 74歳：14万5304円
• 75歳：14万5127円
• 76歳：14万7225円
• 77歳：14万7881円
• 78歳：14万9623円
• 79歳：15万1874円

国民年金は5万円台後半、厚生年金（国民年金の月額を含む）は14万円～15万円がボリュームゾーンです。

国民年金の年金保険料は賃金や物価の変動率に応じて毎年改定されますが、金額は全員一律です。40年（480カ月）保険料を納付した場合に満額が受給でき、未納期間に応じて満額から減額されるしくみとなっています。よって、老後の受給額には個人差が生じにくいです。

一方、厚生年金保険料は収入に応じて決定されます。老後の年金額は、現役時代の稼ぎ、年金加入期間などを踏まえた複雑な計算式によって決まるため、大きな個人差が出ます。

次では厚生年金の受給額の個人差について見ていきます。