子どもの得意分野は意欲増進につながる
経済格差と学力格差が指摘されていますが、子どもの世界では、家庭の家計に関係なく何かに秀でていると注目を集めるものです。
今の学校教育では親世代よりもアクティブラーニングが重視され、グループでの学びが増えています。
そうした活動の中で表をまとめたり、司会進行が得意、またはイラストを描ける子などは、一目置かれる存在になります。
普段は自信なく過ごしていても、「子どもの得意なこと」を伸ばして学校生活や学校外で活躍できる場を見つけると、子どもは目標を持つようになります。
「勉強じゃないけれど」と不安に思うかもしれませんが、自信を持つことで子どもが様々なことにチャレンジしたり意欲が増すきっかけになります。
経済力がある方が何かと強いですが、全てがお金で解決するわけではありません。日頃から親子の会話を重ねて、新たな年に新しい目標を決めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 内閣府「令和3年度子供の貧困の状況及び子供の貧困対策の実施の状況の公表」
- 内閣府「令和3年度子供の貧困の状況及び子供の貧困対策の実施の状況」
- 文部科学省「令和3年度学校基本調査」2022年12月22日
- お茶の水大学「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の 専門的な分析に関する調査研究」2018年3月3日
中山 まち子