ホームページで合否の確認が”常識”に
入試の多様化が顕著な大学受験では推薦入試や旧AO入試(総合型選抜)といった入試は年内に合否が判明します。
ひと昔前のように、大多数が学力検査の結果で合否が決まるわけではありません。一つの大学で複数の入試が秋の終わりから断続的に行われ、その都度合格者が出ている状況です。
コロナ禍前、合格発表の時期にメディアで取り上げられるのが「掲示板で受験番号を探す親子の姿」「合格が分かった瞬間の歓喜」でした。
とくに東京大学の合格発表の様子は、毎年のようにワイドショーやニュース番組で流れていました。
一方、昭和から2000年代にかけての合格発表では、遠方に住んでいる受験生は合否を電報や電子郵便で確認するというのが定番でした。
現在は入試制度の変化やIT技術の進歩もあり、大学構内で大々的に掲示板に受験番号を貼り出す重要性も低下しています。
そして、コロナ禍も影響し各学校のホームページ上で合格者を発表する流れが加速しています。