有名大学で「掲示板での合格発表」実施は皆無
コロナ禍以前から大学のホームページ上での合格発表が浸透していましたが、それでも構内発表の歴史は受け継がれていました。
しかし、多くの受験生とその保護者が集まる「構内での発表」は感染予防の観点から多くの大学でコロナ禍以降行われなくなっています。
東京大学は来年3月の合格発表も大学ホームページ、そして合格者には合格通知書を送付するのみとしています。
同じように早稲田大学や慶應義塾大学でも受験生向けの専用合否サイトで確認する方式をとっており、有名大学で掲示板での合格発表を実施しているところはありません。
わざわざ遠くから合否確認をするために受験校に出向く必要もなく、手持ちのスマートフォンで簡単に確認できます。
しかし、合格発表に欠かせない「掲示板の前で合格を確認して号泣する受験生」「喜びにあふれる受験生」の姿を見ることは難しくなっています。
受験生の喜びや悲しみがメディアを通じて伝えられる時代ではなくなりました。