さまざまな生き方が多様化する現代。結婚や出産にとらわれない「おひとりさま」としての生き方も注目されています。
ジブラルタ生命保険株式会社は、20歳~69歳の未婚男女4700名(男性2350名 女性2350名)を対象に、「おひとりさまに関する調査2022」を実施し、2022年12月22日に公開しました。
結果によると、おひとりさまの現在の貯蓄額平均は707万円。しかし、都道府県によってばらつきがあり、「貯蓄なし」の方も一定数いることがわかりました。
くわしく見ていきましょう。
おひとりさまの貯蓄額、23%が「ない」
ジブラルタ生命保険株式会社の調査によると、おひとりさまの貯蓄額平均は707万円でした。
ただし、最も回答が多かったのは「0万円(ない)」の23.1%です。
中央値の公表はありませんが、「50万円未満」(13.7%)、「100万円~200万円未満」(13.8%)、「500万円~1000万円未満」(11.2%)に多くの回答が集中したことから、実態としては1000万円未満が多いことが推測できます。
また男女別に見ると、男性735万円、女性680万円と、男性の方が高い結果になりました。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)