都道府県の貯蓄額平均「石川県」が1位に
都道府県によっても、貯蓄額の平均が異なるようです。
男女合計で見ると、1 位は石川県の1303万円です。
1位:石川県(1303万円)
2位:埼玉県(1170万円)
3位:神奈川県(1147万円)
4位:東京都(1114万円)
5位:奈良県(994万円)
ただし男女別に見ると、都道府県の順位は変わります。男性の1位は鳥取県で1518万円、女性の1位は宮崎県の1486万円でした。
貯蓄の目的として大きなものは「老後資金」です。老後に備えてリタイアまでに準備したいお金は2294万円という結果が出ました。
2019年には「老後2000万円問題」も話題となりましたが、やはり2000万円程度の備えは必要に感じている人が多いようです。
ただし、必要に感じるお金も都道府県によって異なることがわかりました。次章では、「実際の貯蓄額平均」と「必要に感じる貯蓄額」の乖離が激しい都道府県をご紹介します。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)