厚生年金「おひとりさま女子」なら平均10万円
厚生労働省年金局が2022年12月に公表した、「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、今のシニア女性が毎月いくらぐらいの年金を受け取っているのかを確認していきましょう。
女性の平均受給額と厚生年金受給額ごとの受給者数の分布は以下のとおりです。
厚生年金受給額の分布(女性)
平均受給額:10万4686円
※厚生年金受給額には、基礎年金(国民年金)の金額を含む
- 1万円未満:2万9276人
- 1万円以上~2万円未満:6963人
- 2万円以上~3万円未満:5万519人
- 3万円以上~4万円未満:8万9784人
- 4万円以上~5万円未満:7万9430人
- 5万円以上~6万円未満:9万3183人
- 6万円以上~7万円未満:23万7418人
- 7万円以上~8万円未満:44万2558人
- 8万円以上~9万円未満:68万666人
- 9万円以上~10万円未満:85万1331人
- 10万円以上~11万円未満:77万7047人
- 11万円以上~12万円未満:59万523人
- 12万円以上~13万円未満:41万5686人
- 13万円以上~14万円未満:29万4029人
- 14万円以上~15万円未満:21万3811人
- 15万円以上~16万円未満:15万5836人
- 16万円以上~17万円未満:11万2272人
- 17万円以上~18万円未満:7万6925人
- 18万円以上~19万円未満:5万2191人
- 19万円以上~20万円未満:3万7091人
- 20万円以上~21万円未満:2万4351人
- 21万円以上~22万円未満:1万6322人
- 22万円以上~23万円未満:1万444人
- 23万円以上~24万円未満:6549人
- 24万円以上~25万円未満:3719人
- 25万円以上~26万円未満:2081人
- 26万円以上~27万円未満:1047人
- 27万円以上~28万円未満:488人
- 28万円以上~29万円未満:196人
- 29万円以上~30万円未満:135人
- 30万円以上~:361人
女性の平均受給額は10万4686円。ボリュームゾーンは「9万円以上10万円未満」です。
受給額分布を見ると、1万円未満から、少人数ですが30万円以上の層まで幅広いですね。
厚生年金の年金保険料は収入に応じて決定され、年金加入期間とともに老後の受給額を左右します。現役時代に長く働き多く稼げば年金も増えるのです(※ただし上限あり)。
とはいえ、グラフでみた通り、受給額には大きな個人差があります。平均額を鵜呑みにするのではなく、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で、自分の受給見込み額を把握しておきましょう。