調査結果でみるロスジェネ世代の非正規割合
ロスジェネ世代の特徴として、非正規雇用が多いと言われることがあります。
労働政策研究・研修機構がまとめた調査結果を確認してみましょう。
2019年時点でロスジェネ世代に該当する30代後半から40代後半の世代の非正規率は、やや高くなっています。
合わせて総務省が2021年にまとめた労働力調査から、ロスジェネ世代の非正規の割合をピックアップしました。
35〜54歳の世代で女性の非正規割合増加の要因は、育児や家事の合間に扶養内の範囲でパートに出ているためと想定されます。
65歳以上で非正規が多いのは、定年後の再雇用やシルバー雇用のアルバイトが多いためでしょう。
総務省の調査からは、一般的な生活背景を鑑みても、特別ロスジェネ世代の非正規雇用が多いとは言い切れないようです。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。