調査結果でみるロスジェネ世代の非正規割合
ロスジェネ世代の特徴として、非正規雇用が多いと言われることがあります。
労働政策研究・研修機構がまとめた調査結果を確認してみましょう。
2019年時点でロスジェネ世代に該当する30代後半から40代後半の世代の非正規率は、やや高くなっています。
合わせて総務省が2021年にまとめた労働力調査から、ロスジェネ世代の非正規の割合をピックアップしました。
35〜54歳の世代で女性の非正規割合増加の要因は、育児や家事の合間に扶養内の範囲でパートに出ているためと想定されます。
65歳以上で非正規が多いのは、定年後の再雇用やシルバー雇用のアルバイトが多いためでしょう。
総務省の調査からは、一般的な生活背景を鑑みても、特別ロスジェネ世代の非正規雇用が多いとは言い切れないようです。