まとめ
就職氷河期を生きたロスジェネ世代の貯蓄額は二極化しているのか?というテーマのもとに調査結果を検証しました。
相対的に見て、飛び抜けて非正規が多い世代というわけでもありません。
ロスジェネ世代の方の中にも、時代に翻弄されたハンディキャップを乗り越え、社会で活躍している人がいるものです。
一方で、政府が就職氷河期の就職支援施策を行っているところを見ると、データで表れない実態があるともいえます。
ロスジェネ世代にあたる40〜50代は、親の介護や子供の教育費、家のローンの支払いなど、なにかと大変な時期に差し掛かります。
しかし、ロスジェネ世代はお金の大切さを知る世代でもありますので、支出が多く大変な時期を、しっかり乗り越えていくのではないでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年以降)」
- 総務省「労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均」
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「長期労働統計」
LIMO編集部