3. 年金からの天引きで考える「社会保険料の将来はどうなる?」
3.1 介護保険の推移を例に
今後の社会保険料についてですが、これまで以上に負担が増える可能性が高くなっています。
特に健康保険料や介護保険料に注意が必要です。これらは現役世代が高齢者分も負担していますが、少子高齢化が進みバランスが崩れてきています。
介護護保険料の全国平均を見ると20年前と比べ2倍以上になりました。男女ともに平均寿命が延びていますから、介護認定者の増加など今後も保険料負担の増加は想定されるでしょう。
健康保険料の負担についても同様です。実際に、後期高齢者医療制度に限ってはこの10月から負担割合が引き上げられた方がいます。
天引きされるお金は毎年変わる可能性があるため、余裕を持った準備をおすすめします。