12月に入り、今年も1年が終わります。
年が明けて3月に定年退職という方もいるのではないでしょうか。
ただ最近では企業の退職年齢が延びたり、老後の必要資金が不足していたりなど、さまざまな理由で60歳を超えても働く人が増えてきています。
内閣府の「令和4年版高齢社会白書(全体版)」によれば、60代の就業率を2011年と2020年で比較すると、以下のようになっています。
60~64歳の就業率
- 57.1% (2011年)
- 71.5% (2021年)
65~69歳の就業率
- 36.2% (2011年)
- 50.3% (2021年)
この20年ほどで、働く60歳代の方が増えていることが分かります。
年金の受給開始年齢が65歳になっている現在ですが、はたして65歳以上の方はどれほどの資産を有しているのでしょうか。
今回は、「65歳以上の無職世帯」にスポットを当てて、平均貯蓄額をみていきたいと思います。また、老後の備えについても確認しましょう。