そもそも厚生年金額はどう決まる?

出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

厚生年金の対象者は、定額部分(国民年金)と報酬比例部分(厚生年金)をあわせた年金額を受け取ることになります。

定額部分は、20歳~60歳までの40年間すべて保険料をおさえた場合、満額の77万7800円を受給できます。

免除期間や未納期間がある場合、以下の計算式で算出され将来の受給額は減少します。

日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・金額」

つづいて、報酬比例部分は厚生年金に加入している間の報酬額や、その加入期間等に応じて算出されます。

◆2003年3月以前

平均標準報酬月額×7.125/1000×2003年3月までの加入期間の月数

◆2003年4月以降

平均標準報酬額×5.481/1000×2003年4月以降の加入期間の月数

厚生年金の加入期間が2003年3月以前にも4月以降にもかかる場合は、それぞれの計算式で算出した年金額を合計することになります。