一般的に、老齢年金の受給スタート年齢は65歳。この受け取りのタイミングをずらす制度があります。
「繰上げ受給」では、受給スタートを早めた月数に応じて年金が減り、「繰下げ受給」では遅らせた月数に応じて年金が増えます。
長く働き続けるシニアが増えるこんにち。2022年4月からは繰下げ受給の上限年齢が75歳まで引き上げられ、年金額を82%まで増やすことができます。
一見、かなりお得な制度にもみえますが、繰下げ受給を検討する場合、メリット・デメリットを理解したうえで慎重に判断することが必要となります。
今回は、年金の「繰下げ受給」についてのお話です。