賃貸借契約を締結する際、不動産会社から火災保険の加入を案内されることが多いでしょう。しかし、入居者自身が選んだ火災保険に加入することも可能です。個別に加入する場合は、念のため管理会社やオーナーが補償内容を確認することをおすすめします。

最近は、インターネット上で契約できる賃貸入居者向けの火災保険が登場しています。なかには、月額380円~という安価なプランも。インターネット上で契約が完結できる火災保険の登場により、選択肢が広がったといえるでしょう。

そこで今回は、インターネット上で契約できる賃貸入居者向けの火災保険について解説します。ネットで入れる火災保険の例や賃貸入居者向けの火災保険料を抑えるコツについても解説しますので、賃貸物件に住みたい方や賃貸物件を所有するオーナーの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 賃貸入居者向けの火災保険とは?

賃貸入居者向けの火災保険は、賃貸物件に入居する人を対象とした火災保険のことをいいます。入居者自身の家財への補償や賃貸物件のオーナーへの賠償リスクに備えることなどができる保険です。

1.1 オーナー向けと賃貸入居者向け火災保険の違い

「建物」を対象とした火災保険は、物件の所有者であるオーナーが加入しています。オーナー向けの火災保険は、火災や自然災害、破損・汚損、盗難などのリスクだけでなく、賃貸物件ならではのリスクに備えられる商品もあります。

たとえば、建物の欠陥や管理等に起因する賠償リスクや火災などにより損壊を受けたことによる家賃損失リスク、物件内での死亡事故に伴う家賃損失リスクや新たに貸し出すために必要な清掃費用等の補償など。保険会社によって特約の内容や取り扱いの有無が異なるため、確認が必要です。

一方で、賃貸物件への入居の際に火災保険に加入してもらう主な目的は、入居者自身の家財補償と借りている物件に損害を与えた場合のリスクに備えるためです。

たとえば、借りている部屋が火災により損壊してしまった場合、修理には多額の費用が必要になる可能性が考えられます。借家人賠償責任保険での備えがなければ、この高額な費用を入居者が全額負担することになってしまう可能性があるのです。

そのため、賃貸物件に入居する場合は、借家人賠償責任保険が必須としていることがほとんどでしょう。

ただし、借家人賠償責任保険は単体では加入できないので、火災保険に特約として付帯する形になります。

入居者自身で火災保険を検討する場合は、必ず借家人賠償責任特約が付帯されているか確認しましょう。

賃貸入居者向けの火災保険では借家人賠償のほか、入居者自身の家財を守るための「家財補償」、他人をケガさせたり他人の物を壊してしまったりした場合に備える「個人賠償」がセットになっていることが多くあります。

個人賠償責任保険は自動車保険などに付帯されているケースもあるため、既存で加入している保険があればあらかじめ内容を確認しておくとよいでしょう。

1.2 賃貸入居者向けの火災保険を選ぶポイント

賃貸入居者向けの火災保険を選ぶポイントの一つは、補償内容を確認したうえで価格を比較することです。

賃貸入居者からすれば、できる限り費用を節約したいでしょう。しかし、リスクに備えるために加入する保険なのに、必要な補償が受けられなければ本末転倒です。

火災などの基本的な補償に加えて、「借家人賠償責任特約」が付帯されているかどうかは必ず確認してください。

他の保険で個人賠償責任保険に加入していない場合は、下の階への漏水などのリスクに備えるためにこちらも付帯することをおすすめします。

ハザードマップを確認して、水害リスクの高い地域である場合は水災補償の付帯も検討してみましょう。

最近では、インターネット上で契約ができる賃貸入居者向けの火災保険があります。ネット上ですぐに加入できるうえに、一般的な火災保険よりも保険料が安く設定されているケースが多いのが特徴です。

できる限り火災保険料を抑えたい場合は、ネット上で契約が完結するタイプの火災保険も検討してみてください。

2. インターネット契約で安く入れる火災保険

ここでは、インターネット上で契約が完結するタイプの火災保険をご紹介します。インターネット契約の火災保険は保険料が安い傾向にあるため、火災保険料を節約したいと考えている賃貸入居者の方はぜひ参考にしてみてください。

2.1 スマート賃貸火災保険

スマート賃貸火災保険は、損保ジャパンの100%子会社であるMysuranceが提供している賃貸入居者向けの火災保険です。インターネット上で契約が完結するため、最短3分ですぐに保険に入れることが魅力の一つ。

保険料は月払いで、月額380円~とリーズナブルな価格設定となっています。

火災保険のプランは、家財補償と借家人賠償責任特約のあるスリムプランと、個人賠償責任保険がプラスされたベーシックプランの2種類。公式サイトで保険料の見積もりができるため、興味のある方は試算してみましょう。

公式サイト:https://www.mysurance.co.jp/service/fire/smart-chintai/

2.2 ミニケア賃貸保険

チューリッヒ少額短期保険が提供している賃貸入居者向けの火災保険「ミニケア賃貸保険」。申し込みがネットでできるだけでなく、事故報告もネット上で受け付け完了できることも特徴の一つです。

保険料は、年間3610円~。入居者の状況に合わせて家財の補償額を100万円単位で選ぶことが可能です。

火災によりしばらくお部屋で生活できない場合などにサポートする「生活再建費用」もあります。詳しくは公式サイトを確認してみてください。

公式サイト:https://www.zurichssi.co.jp/kazai/

2.3 ホームアシスト(家庭総合保険)

楽天総合保険の「ホームアシスト(家庭総合保険)」。申し込みは代理店だけでなく、インターネットにも対応しています。

保険料は1~5年の期間から設定でき、保険料の支払いで楽天ポイントをためたり使ったりすることができるのが大きな特徴です。

水災を除く自然災害と火災の補償は自動付帯ですが、その他の補償はカスタマイズする仕組みとなっています。

借家人賠償責任特約が自動付帯ではなく、さらに火災・破裂・爆発のみの補償であることに注意しましょう。

公式サイト:https://www.rakuten-sonpo.co.jp/family/tabid/989/Default.aspx

2.4 愛ある家財保険

愛ある家財保険は、アイアル少額短期保険が提供している火災保険です。

インターネット上で契約が可能、保険料は2年契約で7600円~となっています。プランはベーシックプランとエコノミープランの2種類。いずれも借家人賠償責任特約と個人賠償責任特約が付帯されています。

ただし、借家人賠償責任特約の上限は1000万円であるため、1000万円を超える補償が必須の物件に入居する場合は別の保険を検討してみてください。

公式サイト:https://www.air-ins.co.jp/kazai/index.html

3. ネットで契約できる賃貸入居者向け火災保険を検討してみよう

建物に対する火災保険はオーナーが加入しているため、賃貸入居者は主に家財補償とオーナーへの賠償リスクに備えることなどを目的として加入します。保険会社によって補償内容や付帯できる特約の内容が異なるため、単純な保険料だけでなくきちんと中身も確認したうえで比較検討してみましょう。

今回ご紹介したように、最近ではインターネット上で契約が完結できる賃貸入居者向けの火災保険が登場しています。

ネット上で契約できる保険は、一般的な火災保険よりも保険料が安い傾向にあります。興味のある方は、公式サイトの見積もりから保険料を試算してみてください。

賃貸借契約を締結する際、不動産会社から火災保険の加入を案内されることが多いでしょう。

しかし、入居者自身が選んだ火災保険に加入することも可能です。

個別に加入する場合は、念のため管理会社やオーナーが補償内容を確認することをおすすめします。

入居期間中はきちんと火災保険に加入し続けているのか、定期的な確認をすることも大切です。

さまざまなリスクに備えるために、入居者だけでなくオーナーも賃貸入居者向けの火災保険の内容を把握しておきましょう。

※この記事はLIFULL HOME'S 不動産投資コラムより提供を受けたものです。

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