2. 年金制度の主な改正
厚生労働省の「年金制度の仕組みと考え方」では、これまでの公的年金の経緯を知ることができます。
もともと男性の支給開始年齢は55歳でしたが、段階的に引き上げに。保険料も徐々に引き上げとなっています。
全員が年金に加入する「国民皆年金」が実現したのが1961年。そこからさらに制度は充実し、やがて物価スライド制も導入されるようになりました。
高齢化社会への対応も、実は1985年から始まっています。基礎年金を導入し、専業主婦の年金(国民年金第3号被保険者)も義務付けられました。その後も幾度となく年金は改正を繰り返し、高齢化社会に対応できるよう検討されているのです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)