子育て世帯は35年間で半分以下に。その推移をグラフで見る
教育費が第2子以降の出産をためらう理由であることから考えられた今回の大学無償化制度の拡大。実際に現代の日本の子育て世帯数はどれくらいでしょうか。
子どもがいる世帯は1986年には46.3%でしたが、2021年は20.7%まで下がりました。
35年間で子ども1人の世帯は16.3%から9.7%へ、2人の世帯は22.3%から8.2%へ、3人以上の世帯は7.7%から2.8%へと減少しています。
特に子ども2人と3人以上の世帯はおよそ3分の1に減少していることがわかりますね。
これには価値観の多様化や家族形態の変化、未婚率の上昇、教育費などの経済的な負担等、さまざまな理由が考えられるでしょう。
中でも大学費用による子どもの人数への影響は大きいと思われます。
上記の子どもの人数ごとの世帯数の減少をみると、3人以上の多子世帯への支援をはじめとして、子ども1人や2人への支援の必要性もあると言えるでしょう。