4. 歯止めかからぬ少子高齢化。2050年には3人に1人が65歳以上へ
国民年金の加入者数と受給者数、保険料と満額の推移を確認してきましたが、少子高齢化の影響を実感した方も多いのではないでしょうか。
総人口に占める65歳以上の人口は2020年で28.88%ですが、2050年には37.68%になると推計されています。
今回のように公的年金制度の変更が検討される可能性は今後も考えられるでしょう。
現状、国民年金を夫婦ふたりで払えば月3万3180円になります。60歳代前半で毎月3万円超の負担が増える可能性を考えると、現役世代としては65歳まで働くことを予定しておいた方が良いといえるでしょう。
また、将来いくら受給できるかはわからないため、iDeCoや個人年金保険といった私的年金の重要性も増しているといえます。
今回の報道を機に、老後資金計画を見直してみましょう。
参考資料
宮野 茉莉子