2. 国民年金(基礎年金)の受給者数と被保険者数の推移はどれくらいか
今回の変更は、今後増える高齢者の人数や減少する現役世代による年金への影響を考えて検討されます。
では、公的年金受給者は昔に比べてどれくらい増えたのでしょうか。厚生労働省「令和4年版厚生労働白書」を参考に、その推移をみていきます。
公的年金・受給者の推移(うち国民年金)
- 1995年:3237万3000人(1475万1000人)
- 2020年:7665万2000人(3596万1000人)
1995年と比べると、25年間で受給者は2倍以上に増えています。
年金保険料を納める、被保険者数の推移も確認しましょう。
公的年金・被保険者の推移
- 1995年:6995万2000人
- 2020年:6755万8000人
被保険者数をみると、1995年よりも少しですが減少しています。
少子高齢化の影響により、公的年金の受給者数は25年前に比べて3000万人以上増えているものの、被保険者数は減少しているのがわかりました。