2021年の10月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。(初公開日:2021年10月10日)

国税庁が2021年9月29日に公表した「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、平均給与は年間433万円。前年比で0.8%減少しました。先の見えないコロナ禍においては収入や雇用への不安もあり、支出をおさえて貯蓄に励む方も少なくないでしょう。

収入が下がれば、投資への意欲も下がると思われるかもしれません。しかし2021年6月15日に公表された金融庁の「NISA 口座の利用状況調査(2020年12月末時点)」によれば、つみたてNISA口座数は前年より約1.6倍増の302万2422口座、つみたてNISA口座の買付額は約2.6倍増の7614億2837万円です。

これまで投資には「一発当てて大儲け」といったイメージがありましたが、つみたてNISAは分散して長期間でコツコツと投資をすることで資産形成を目指すものです。特に20代など若い世代でつみたてNISAの口座数が増えており、将来の不安もあり早くから堅実な方法で投資をしたいという若者が増えているよう。中には「自分も早くから始めたほうがいいのかな?」と悩まれている方もいるでしょう。

今回はつみたてNISAのキホンと口座数の変化などをながめながら、40歳から老後資金を作る方法をみていきます。

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