みなさんは「富裕層」や「お金持ち」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。メディアなどの影響で、お金持ちの世界は華やかで優雅な暮らしをしているというイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
一方で、世界的な投資家のウォーレン・バフェット氏は、日常生活は質素倹約を貫いていることで有名です。
世界の長者番付に載るような超お金持ちでありながら、贅沢な生活を望まず、資産の大半を慈善事業に寄付しています。
秋からはまた数多くの分野で値上げが始まり、節約の必要性を感じつつも、質素倹約が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
筆者は以前、銀行に勤めていましたが「富裕層の方々の習慣」には学ばせていただく考え方や行動をされる方が多くありました。
今回は、筆者の経験を元に「お金持ちの節約術4選」についてまとめていきます。
「富裕層」の定義とは?達成しているのはごくわずか
2020年に野村総合研究所(NRI)が発表した資料によると、1億円以上5億円未満の純金融資産保有額がある世帯を「富裕層」と定義付けています。
富裕層は全体の約2%に留まるようです。夫婦共働きであればケースによっては達成できそうな金額に感じますが、全体で見るとごく一握りであることが分かりました。
先述でも触れたように、富裕層の方は普段の生活では無駄遣いをせず、質素倹約な生活を過ごされている印象があります。具体的にその習慣や考え方を見ていきましょう。
執筆者
滋賀県彦根市出身。龍谷大学国際文化学部卒。大学卒業後、滋賀銀行に入行。主に個人向けコンサルティング営業に従事。若年層から富裕層までの幅広い層のお客様に対応し、これまで1000世帯以上の資産運用に関する相談経験をもつ。資産形成から相続サポートまでのライフステージに応じた相談を得意とする。社内研修の講師を務め、若手社員の人材育成に貢献。社内表彰多数。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。